インタビュー『この人と60分』

ハリマ共和物産/津田隆雄社長

 −−連結中間決算によると、売り上げが対前年比約2倍、利益が約1.5倍です。
 
「卸業務だけの売り上げは、3年前と比較して約90%になっている。本業の卸機能に加え、サードパーティ・ロジスティクス業務(物流部門)が好調で経営が安定してきている」

 −−サードパーティ・ロジスティクスはどの程度進んでいるのですか。

 「今は本業の卸よりも取り扱い金額が多くなっている。卸業務の方は、例えばメーカーから100円のものを買って110円で売る感覚。一方物流部門は、100円のものを通過して手数料を4〜5円受け取るようなもの」

 −−手数料収入ですね。

 「表向き、売り上げには貢献していないが、非常に効率がいい。手数料は少ないが取扱量が多い。さらに、卸業務には営業社員が必要だが、当社の物流にはいらない。」


 −−物流部門のほうが利益は大きいと言うことですか。

 「そうだ。サードパーティー部門が当社の連結決算の高収益に貢献している。
ただ現在はまだ、卸業務の方が利益は出ている。これはここ数年、卸部門の人員の約40%を物流部門に移動したためだ。社内トータルの人員を削減せずに卸部門のコストを相当減らした」


 −−ワークシェアリングですね。なぜサードパーティー機能に着目したのですか。

 「危機感だ。当社の卸部門の売り上げ減はメーカーとGMSの直取引などが強く影響している。未来永劫、卸本業でやっていければ理想だが、まわりを取り巻く環境が変わって来ている。その対策という意味合いもある」

 −−今後もサードパーティー機能に力を入れていくのですか。

 「ニーズがある限り注力していく。物流業務は誰かがやらなければならない。卸店がやるのか、運送会社がやるのかの違いだけだ。もちろん本業の卸業務があっての物流業務だ。今期も来期も、まず卸業務を第一に頑張っていく」

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