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「エルセーヴ」と言えばトリートメント。その「エルセーヴ」にこの秋、新製品「ウォーターチャージエッセンス」が追加された。髪質ケアを追求する日本ロレアルが今回投入したのは、洗い流さないタイプのトリートメント。同社ならではのマーケティングを生かした製品化で、既存の製品とはまた異なる特性を取り入れている。新製品導入の背景、市場の見込みなどを小川雅子プロダクトマネージャーに聞いた。
―トリートメント関連の市場は年々高まる傾向にありますが、その背景にはどういった要因があると考えられますか。
小川 一言で言うと、ダメージ意識の知覚レベルが高くなっているということです。ヘアカラーやパーマといった化学的処置で、物理的にダメージを受けているのは市場の8割といわれています。
しかし、トリートメント製品の伸長は、その化学的処置をしているからという理由だけではありません。トレンド情報が溢れる現代社会において、ヘアスタイルはファッションの一部としてアレンジする傾向がますます高まっています。毛先まで意識するのは、ある意味おしゃれの延長上の行為とも言えます。
―新製品はそうしたニーズにどう応えていますか
小川 美しいスタイルを表現するのに、どうしても気になるのがパサつき。そのパサつきにうるおいを与えながらダメージを補修するのが大きな特長です。
―既存品の中の、うるおいやダメージ補修に着眼した製品とはどういった違いを持たせたのでしょうか。
小川 ジェリー状基剤を使用している点ですね。例えば、既存の「エッセンス」ほど乳固形ではないタイプの美容液として製品化しました。最近では、出がけにトリートメント剤を手早く付け、スタイリング剤のように利用する消費者も少なくありません。「ウォーターチャージエッセンス」は、髪をうるおわせるだけでなく、ベタつきがありません。「うるおう」「ほど良くまとまる」「洗い流さない」という特性は、朝のスタイリングのわずらわしさからの解放にもつながります。もちろん、本来のスタイリング剤とはパワーは異なりますが、自然なニュアンスが求められる今のユーザーにとっては、高いトリートメント効果があり、スタイリングの手間を省ける、一石二鳥の手頃なアイテムとなります。
―ヘアケア市場全体の動きをふまえ、トリートメントのカテゴリーはますます重要な位置につきそうですね。
小川 ヘアケア市場は、これまで低迷期、最近ようやく上向いてきたといわれている状況にあります。その中でも、トリートメントが良く伸びているのは、先程述べた意識の変化があるからです。その内容はひとくくりにはできないもので、個人個人によって異なる悩みを持っています。
―その中で「エルセーヴ」ブランドはどのような位置付けで展開しますか。
小川 「エルセーヴ」は、「様々な髪の悩みに応える」をコンセプトに製品を提供するため、パーソナルユースのアイテムを揃えており、その効果が消費者ニーズに応えてきたからこそ、「エルセーヴ」=(イコール)「トリートメント」というイメージが順調に浸透しているのでしょう。
―しかし、一つのブランドでやりきれるスタイルではありませんよね。
小川 ロレアルグループが各国にマーケットを持っていることや、カラーリング剤も扱っていることが、研究・開発に生きており、日本人の髪質や、カラーリングの髪に合った製品としての訴求にも説得力を持たせています。現に、先日投入した「カラーラスター」シリーズは、早速好調に動いており、ブランドの強化に大きく貢献しています。マーケティングのもと製品化された今回の新製品は、日本限定で導入したもの。日本で展開する製品は、要求の細かさや使用頻度の多さから、研究データとしても注目されています。
―最後に、流通に向けて一言お願いします。
小川 新製品「ウォーターチャージエッセンス」は、日本のトリートメント分野でエキスパートとして展開する「エルセーヴ」のイメージをさらに強固なものにするアイテムと捉えています。ユーザーのニーズに応えていける製品として自信を持ってアピールしていきたいと思います。
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