インタビュー『この人と60分』

森友通商/森友徳兵衛社長

 大熊商事の経営破たんにより業界に衝撃が走ってから約1カ月。同社をリーダー格として活動していた企業グループ「ビッグ」の行方が注目を集めている。全国で42社の卸店が加盟し、共同販売、仕入、販売企画などを手がけているが、今後はどう展開していくのか、そのカギを握るのが森友通商と言われている。本紙では森友徳兵衛社長にインタビューし、同グループとの関わりや考え方などを聞いてみた。

−−大熊商事の破たん以降、法的整理の方法がいろい言われているようですが。
 「任意整理か、破産かということになろうが、いろんな点を考慮すると任意整理が望ましいと考えている。当然ながら厳しい見方をする債権者もあるが説得を続けている」

−−そうした中で、「ビッグ」グループの今後を担うのが御社だと言われています。
 
「ビッグ自体は現在も営業を継続しており、社長もまだ大熊(幸一)氏であることに変わりはない。そこに当社が、ビジネスの在り方や新社長の人事などについて口を挟むことはできないし、また挟むべきではない。あくまでグループ内の問題であると認識している」

−−それでも何らかの形で関わることになりそうですが。
 「ビッグの営業活動によって生じる経理、事務作業、あるいはビッグと新たに取引する場合の問い合わせ窓口といった部分については引き受けることとした。また、ビッグからの要請があれば、得意先として商品供給することはいとわない」

 −−そのための要員は確保していますか。
 
「あくまで自社の仕事と兼任する形で、事務作業に1名、窓口として1名を担当させたいと考えている」

 −−ビッグの主力店であったYショップとの取引は。
 
「一時的には(欠品など)多少の迷惑はかかるかもしれないが、ビッグとの関係を続けることになるだろう」

 −−ビッグには経理上、不透明な部分があると指摘されています。
 
「今後に取り引きする企業、加盟しようとする企業に対して不安要素になるので、不透明な部分は解明する必要があると思う。そういった意味でも、現在のままの体制で継続するのがいいのか、組織そのままに新会社へ移行し再出発するのがいいのかを考えなくてはならないと思うが、当社としては後者を提案しているものの、あくまで決定はメンバー社に委ねられる」

 「ただ、どんな形であれ組織そのものは一枚岩でまとまっており、当社としても協力は惜しまない」

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