インタビュー『この人と60分』

シービージャパン/井上かつお営業部長

 シリコン歯ブラシ「貴方の歯ぐき専用」など、新しい切り口のオーラルケア商品を販売し、注目を集めるシービージャパン(埼玉県鶴ヶ島市)は、今月より新たな製品を市場投入した。そこで営業の責任者として日本全国を飛び回る井上かつお部長に、開発までの経緯を含め新製品の全貌をインタビューした。

 ――新製品「デンティオ ホワイトニングキット」を発売されました。まずは開発の背景や製品特長をお聞かせ下さい。

 現在、歯のホワイトニングケアー商品の主流はいわゆる美白系ハミガキです。一方でケアー用品も数社から販売されていますが、これらの商品はすべてスティックタイプです。即効性から言うと、実際に歯をこするケアー用品の方が優れていると思います。しかし、こういったスティックタイプは、汚れがつきやすい歯の裏側や奥歯の汚れをきれいにするのが難しいという欠点があります。また、電気を使用する商品もありますが、価格が数千円から数万円と大変に高価です。
そこで、もっと消費者が手軽に歯のホワイトニングケアーができる商品はできないかと、開発したのが「デンティオ ホワイトニングキット」です。いままでのスティックタイプとは違い、形状を歯ブラシタイプにしたのが大きな特長で、歯の裏側や奥歯にも届きやすく使いやすい商品に仕上がっています。シリコン製のヘッド部分には、効果を高めるために研磨剤を入れているほか、メントール、キシリトールも配合、使用感も高めています。使用方法は、少量のハミガキや水をつけてもらっても良いですし、何もつけなくても結構です。毎日使った場合、1、2ヵ月が交換の目安となります。交換ヘッドを用意してあります。

 ――いままでにない商品ですね。

 今回の開発に際しては、生活者との協働(コラボレーション)で商品開発の支援をする「こらぼたうん」で、エンドユーザーである20代〜30代の女性100名と直接対話をしました。計4日間1ヵ月にわたり、商品の形状から、パッケージ、デザイン、色、女性がグッとくるキャッチコピー、価格まで、サンプルを作りながら様々な議論をしました。女性たちは自分たちのアイデアをもとにした商品が実際に店頭に並ぶということから、非常に真剣な姿勢で取り組んでくれました。完成した商品は大変好評でしたが、ヘッドの大きさで意見が分かれたので、磨くポイントによって使い分けができるように、大小二つをセットにしました。

 ――事実上、エンドユーザーが開発した商品ということですか。

 大手メーカーが商品開発をする場合、社内の調整を図らねばならず、なかなか本当の意味で消費者の思いやニーズを反映することができないのが実情のようです。その点、私どもの会社は規模が小さいため、こうした思いきったことができます。

 ――こうした取り組みの中で特に印象に残っている点は何でしょうか。

 「歯を本来の色に戻したい」というニーズを非常に強く感じました。80%の方がいままでに美白系のハミガキを使用した経験があるそうです。そして、ハミガキとは違った新しい効果的な商品を求めています。

 ――販売面での進捗状況はいかがでしょうか。

 現在のところ、東急ハンズ様、ロフト様、ソニープラザ様には導入が決定しています。実演販売も11月から12月にかけて池袋、新宿、渋谷の各店舗で実施します。同時に、他の業態への配荷も順次進めていきます。

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